今日5月25日は『広辞苑』初版が刊行された日です。1955年のことで、一昨年、第7版が発売されました。累計発行部数はおそよ1200万部。愛用者が多く、「広辞苑によると」は慣用句のようになっています。
編著者の新村出(しんむら・いずる)は、「キリシタン版」(16世紀末、天正少年使節が持ち帰った印刷機による信仰書など。当時の日本語口語文がローマ字表記されている)の研究者としても有名です。『広辞苑』によると「十字架」は、「①罪人を磔(はりつけ)にする柱、②キリスト教徒が尊ぶ十字形のしるし」となっています。