4月5日、東アフリカにおけるペンテコステ運動の父と知られるジョセフ・カヨ氏が2023年11月2日に死去していたと「クリスチャニティ・トゥデイ」が報じた。86歳だった。
カヨ氏はこれまでケニア、ウガンダ、南スーダン、ジンバブエで教会を開拓し、死の間際はナイロビで牧会をしていたという。ミニストリーのモットーは「この終わりの時代に教会へ神の栄光を取り戻す」で、1960年代後半から本格的に宣教活動を始める。一時期、爆発的に信者が増えたことや、異言や癒しを強調する活動に対し欧米系の牧会者たちが「信者をマインドコントロールしている」と批判を浴びることもあった。他方、カヨ氏自身も不倫問題や財政トラブルを抱えるなど話題に尽きない存在だった。
1970年代後半からはアメリカへ移住し、その後カナダ、南アフリカ、イギリス、日本、香港などで宣教活動に従事していた。
葬儀はデリヴァランス・チャーチ・インターナショナルのビショップであるマーク・カリウキ氏の司式によって行われた。
(翻訳協力=福島慎太郎)