世界最大の祈りの集いである「キリスト教一致祈祷週間」の資料が、何百万人もの人々に利用されている聖書アプリを通じて、新たにスマートフォンで利用できるようになった。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、アラビア語で利用可能なオンライン資料に加え、世界教会協議会(WCC)とユーバージョン(無料聖書アプリ)のコラボにより制作された聖書アプリを通じて、スマートフォンでも資料が利用できるようになった。
2024年のテーマは、「あなたは、あなたの神である主を……また、あなたの隣人をあなた自身のように愛さなければならない……」(レビ記19章18、34節)。
ブルキナファソのさまざまな教会のメンバーは、Chemin Neuf Community(カトリックのエキュメニカルコミュニティ)の進行のもと、平和と和解の探求の中心に愛を置く必要性について考えながら、この週のための資料を準備した。
今日の世界の状況を考えると、「隣人愛」が不足していると結論づけざるを得ない。「今年のテーマは、キリスト教一致のための絶え間ない祈りが、神への愛と隣人への愛という二つの側面によって推進されなければならないことを思い起こさせます」と、WCCの霊的生活プログラム・エグゼクティブであるミキー・ロバーツ牧師は語った。
「隣人愛とは、互いに対する深い思いやりと愛を持つこと」彼は言った。「それは、神への愛を確認することと同じくらい重要なことです。この二つは切り離せないもの。両者のバランスが保たれていれば、『キリスト者の目に見える一致』のために共に祈り、働き続ける中で、私たちは啓発されるのです」
キリスト教一致祈祷週間のための資料は、1968年以来、ローマ・カトリック教会のキリスト教一致推進総主事庁とWCCが共同で発行している。キリスト教一致祈祷週間は、北半球では伝統的に1月18日から25日まで祝われる。
(翻訳協力=中山信之)