養子と実子に指示し夫殺害? ブラジル下院、起訴された著名議員の資格剥奪

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By Pablo Valadares – Câmara dos Deputados do Brasil, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=77610840

リオデジャネイロ発AFP=時事通信によると、ブラジル下院は8月11日、元ゴスペル歌手で牧師から政治家に転身し、キリスト教福音派の福祉活動で有名になったフロルデリス・ドス・サントス下院議員(60)=写真=について、夫殺害に絡んで起訴されたことを受け、賛成437、反対7の賛成多数で議員資格の剥奪を可決した。

リオデジャネイロのファベーラ(貧民街)出身のドス・サントス被告は、同じく牧師だった夫のアンデルソン・ド・カルモ氏と共に、リオのスラムに暮らすストリートチルドレンを何十人も養子にしたことで知られる。2人はブラジルで急成長する福音派を代表する有名人カップルだった。

捜査当局は、ドス・サントス被告の実子フラビオ・ドス・サントス・ロドリゲス被告が、義理の父親ド・カルモ氏に発砲したと断定した。使用された銃は、養子のルーカス・セザル・ドス・サントス被告が購入したとされる。別の子どもたち5人と孫娘1人も関与したとみられている。(CJC)

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