主の御名をあがめます。
皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。
すみません、少々体調を崩してお休みしておりました。
聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は旧約聖書、ヨエル書の3章です。よろしくどうぞ。
ヨエル書 3章4節
ツロとシドン、またペリシテの全地域よ。
おまえたちは、わたしにとって何なのか。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
ツロとシドンというのは簡単に言えば神様の言いつけに逆らって悪いことをしていた街のことです。彼らはイスラエルの人たちに対してもずいぶん酷いことをしていたようです。それで神様は怒って「おまえたちは、わたしにとって何なのか」つまり意訳すれば「私にケンカ売ってるのかこのやろー!」と言いました。
「ケンカ売ってるのか?」という文章は形式上は疑問文ですけど、実際の意味としては「私はあなたを敵とみなします」ということですよね。神様の「おまえたちは、わたしにとって何なのか」も同じようなことです。形式上は疑問文ですけど、「私は君たちを敵とみなす」と言っているわけです。
そしてその後には「やるなら徹底的にやるぞこのやろー」と、神様はどのように徹底的にツロとシドンをこらしめるのか、非常に具体的に述べ、そして本当にその通りにしました。つまり神様は自分の民であるイスラエル人をいじめるツロとシドンに対して、「うちの子分をいじめるなら容赦しないぞ、徹底的にやるぞ!」と言い、そしてそれを実行したわけです。何と頼もしい親分でしょう。

UnsplashのPablo Varelaが撮影した写真
神様は現代のクリスチャンに向けても、同じ態度を示してくださいます。あらゆるクリスチャンを対象に「この子をいじめるなら、私の敵だぞ。容赦しないぞ」と睨みを効かせてくださっています。最強の親分、究極の親分が、クリスチャンには味方についてくれているんです。
「神様」と思うとちょっと遠い存在のように思えてしまって、どのように接していいか分からなくなることもあるかと思うのですが、「親分」と思うとちょっと身近な存在になる気がします。
それではまた。
主にありて。
MAROでした。
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MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。