9月14日は津田塾大学の創立記念日

 

今日9月14日は津田塾大学の創立記念日です。クリスチャンの津田梅子が設立した女子英学塾が前身。今も学則第1条に、「キリスト教精神に基づく学部の教育の基礎の上に……文化の進展と人類の福祉に寄与することを目的とする」と記載されているように、学内では毎週、礼拝が行われ、キリスト教関連の科目も開講されています。

津田塾大学(写真:Hykw-a4)

梅子は1871年、日本最初の女子留学生として満6歳でアメリカに渡り、ワシントン近郊のジョージタウンに住むランマン夫妻の家に預けられます。73年春に「キリスト教の洗礼を受けたい」とランマン夫妻に打ち明け、フィラデルフィア近郊のブリッジポートの旧スウェーデン教会(アッパーメリオン・キリスト教会)で洗礼式が行われました。最初は幼児洗礼の予定でしたが、たいへんしっかりしている梅子を見て、ペリンチーフ牧師は成人の洗礼を授けたといいます。

右から山川(大山)捨松と津田梅子(1871年)

帰国後の1900年、女子留学生仲間の大山捨松らと共に女子英語塾を麹町区一番町(現在の千代田区)に開校します。入学者は10人でした。

29年に梅子が死去した後、2代目塾長となったのは星野あいです。クリスチャンホームに生まれ、横浜フェリス女学校と女子英学塾を卒業し、その在学中に洗礼を受けました。留学から帰国後、女子英学塾の教師となります。31年に東京都小平市に新校舎を完成させ、33年には「津田英学塾」と改称。48年には、「津田塾大学」を設立し、その初代学長となっています。

大学の敷地内にある岡島記念チャペルは、梅子の没後、キリスト教精神を基調とする建学の志を引き継ぐために建設が決定され、30年以上経った62年、卒業生の岡島キヨから3万ドルの献金があり、64年に完成しました。この年は梅子の生誕100周年でした。

 






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