豚を食べるか食べないか、それが問題だ。

おはようございます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆3月1日 豚の日

「豚が賢い動物であることを広め、その正当な地位を認めること」を目的に1972年にアメリカで始まった記念日ですが、豚肉料理を食べてお祝いするそうで「食べるのかよ!」とツッコミたくなってしまう記念日です。この問題はいまだに解決しておらず、「豚の与えてくれた恵み(ベーコンやハム)に感謝を示すために食べるべきだ!」「いや、豚に休暇を与えるために食べないべきだ!」との議論が巻き起こっているそうです。

旧約聖書では豚は食べてはいけない動物ということになっていますが、キリスト教では特に豚を食べることを禁じてはいません。それは新約聖書でイエス様がすべての食べ物を清いと宣言なさったからです。

とはいえ聖書での豚の扱いはあまり良いものではなく、「豚に真珠」ということわざは聖書が由来になったものですが、「価値あるものの価値をわからない者」のたとえとして挙げられています。

聖なるものを犬に与えてはいけません。真珠を豚の前に投げてはいけません。犬や豚はそれらを足で踏みつけ、向き直ってあなたがたをかみ裂くことになります。(マタイ7:6)

今日は豚を食べるべきか、避けるべきか。悩みますね。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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