12月17日 はベートーヴェンが幼児洗礼を受けた日

 

今日12月17日はベートーヴェンがカトリックの幼児洗礼を受けた日です。

ジョセフ・カール・シュタイラーによるベートーヴェンの肖像画

その記録から、生まれたのはその前日と考えられています。キリスト教だけでなく、古代ギリシア思想や汎神論的な考えも持っていたといわれますが、ある友人がゲーテに書き送った手紙(1810年7月28日)の中で、ベートーヴェンの言葉を次のように紹介しています。

わたしには友人は一人もありません。孤独で生きてゆかねばなりません。しかし、わたしの芸術においては、神は他の人よりずっとわたしの身近に居られることをよく承知しております。わたしは何ら怖れることなく神と交わり、いつも神の力を感じ、またそれを知っています。(『ベートーヴェン書簡選集 上』音楽之友社)。

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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