仙台キリスト教書店が新会社「エッサイの木」に事業譲渡

宮城県仙台市内で唯一のキリスト教専門書店であった仙台キリスト教書店は9月22日の臨時総会で、事業の継続が困難との判断から9月30日付で有限会社としては解散するとの結論に至った。書店事業は、新たに発足する株式会社CBS(クリスチャン・ブック・ストア)仙台(大越美穂代表取締役)に譲渡し、店名を「エッサイの木」に改め、現在の日本基督教団東北教区センター「エマオ」での営業を続けるという。仙台キリスト教書店は1965年に教文館仙台支店として開店し、仙台支店閉店後、1979年に有限会社化した。2004年に現住所へ移転して以来、来春で20年目を迎える。昨年4月に黒田忠店長が急逝し、関係者の間で存続のための協議が続けられていた。

長くテナントを貸与してきた東北教区センター「エマオ」の理事会は、先に閉店した「オアシス仙台店」「聖パウロ書院」の働きを継承する新書店の挑戦を、可能な範囲で支援することを決議。大西晴樹(東北学院院長・学長)、佐藤司郎(尚絅学院院長)、佐々木哲夫(宮城学院理事長・学院長)、長谷部弘(宮城学院女子大学学長)、矢口洋生(仙台白百合女子大学学長)、石田学(日本聖書協会理事長)、長谷川清純(日本聖公会東北教区主教)、雲然俊美(日本基督教団総会議長)、髙橋真人(日本基督教団東北教区総会議長)、大友幸一(宮城宣教ネットワーク代表)、大友幸証(フードバンクNPO法人いのちのパン理事長)、深田寛(仙台基督教育児院理事長)、鈴木重良(仙台基督教育児院院長)、加藤雄一(仙台YMCA総主事)、木村順子(仙台YWCA代表理事)の各氏らが賛同者となり、2024年3月までに500万円を目標とする事業応援献金を募っている。

10月7日には新法人の設立を記念し、宮田光雄氏(東北大学名誉教授)による講演会を開催。支援者ら70人余りが参加して新たな門出を見届ける。

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