「司祭の配偶者は孤独と孤立を感じている」と英報告書

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聖職者家族ネットワーク(CFN)の新しい報告書によると、聖職者の配偶者のかなりの部分が、教会での配偶者の役割の結果、孤独や孤立を感じた経験があることが明らかになった。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。

英国国教会の聖職者の配偶者550人を対象に調査したところ、回答者の少なくとも44%が「孤立・友人作りの問題」を抱え、12%が「問題があった時に連絡する人」がいないと感じていることが分かった。また、大多数(70%)は(教会外の)友人に助けを求めると答え、教会を通して助けを求め、安心を感じると答えたのはわずか30%だった。

聖職者の配偶者として「私は司祭の妻です」と自己紹介するのは容易だが、それは同時に、あなたが常にその役であり続けることを意味する。CFNの創設者で主任研究員のルーシー・ウォルシュ氏は、次のように語る。「そうなると、自分のコミュニティで友人を作ったり、自分らしくいることが難しくなる」

配偶者の多くは自分のキャリアを持っているが、調査対象者のうちフルタイムの仕事に就いているのはわずか20%で、12%は自分の職業をボランティアと表現している。精神的な支えの欠如や、家族で休みを確保することの難しさなども、報告書の中で挙げられている問題点だ。

ウォルシュ氏は、「何でもかんでも誘われる上に、それらを断ることも難しい。だから、やりたくないことは断ればいいというアドバイスが有効。時には、家族として自分らしくいられるような、ちょっとした休息があってもいいかもしれない」と話す。

報告書では、「聖職者の配偶者であることをどう思うか?」との質問も投げかけられ、回答者は10点満点中6~7点の平均点をつけた。

「教会生活の中で聖職者の配偶者が果たす役割が認識されていないと思うか?」との質問に対して、ウォルシュ氏は次のように答えている。「おそらく、認識されていない役割で最も大きいのは、土壇場で何かがうまくいかず、誰かが何かしなければならない場合の最終的な事後処理だと思う。だから、聖職者の配偶者だけでなく、より多くの信徒がそのような土壇場での仕事を進んで引き受けることは、本当に素晴らしいことだろう」

CFNは、聖職者の家族を支援する活動を継続するために、七つの誓いを発表。その中には、登録慈善団体になること、聖職者の配偶者と直接連絡を取り合うこと、グループリーダーに情報・指導・傾聴を提供すること、新しい支援グループを始めようとする人たちを支援すること、などが含まれている。

(翻訳協力=中山信之)

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