女性の同労者を増やすには? 村上純子 【教会では聞けない?ぶっちゃけQ&A】

Q.男性ばかりの牧師会では息が詰まります。女性の仲間を増やすにはどうしたらよいでしょうか?(30代・女性牧師)

女性の教職者が増えてきたとはいえ、まだまだ少数の牧師の世界で「息が詰まる」というあなたの気持ちは、きっとなかなか言えなかった本音でしょう。女性の意見、女性ならではの問題や女性同士だからこそわかり合えることも確かにあります。それらを同じ女性牧師と分かち合いたいと思うのは当然のことです。かといって、ご自身の努力によって女性牧師を増やすことも難しいでしょう。

であれば、考えられる解決法の一つは、教団や教区を超えたところで他の女性教職者と交流を深めることです。あなたが女性の仲間がほしいと思っているのと同様に、他の女性教職者と知り合いになりたいと思っている人は大勢いるはずです。セミナーや講演会、勉強会などもいい機会でしょうし、地域の他教会にも女性の教職者がいるかもしれません。今はメールやSNSなどのツールがありますので(もちろんその使い方には注意が必要ですが)、地理的に離れていてもつながりを持ちやすくなっています。ご自身から声をかけてみてはいかがでしょうか。

もう一つの方法は、教職者ではない女性の仲間を持つことです。同じ牧師として祈り合ったり、ヴィジョンを分かち合ったり、同じ女性教職者としての悩みを分かち合うこともいいですが、そうではない女友達を持つことも大事です。

例えば中高生や学生時代の友人と連絡を取り合ったり、趣味の仲間を作ったり、クリスチャン、ノンクリスチャンにかかわらず交流を持つことも必要なことです。教会内の特定の女性たちとの友情は、さまざまな問題を引き起こす可能性があるので気をつけなければなりませんが、教会の中で「女子会」があってもいいのではないでしょうか。

最後に、その牧師会で息が詰まると思っているのはもしかしたら女性のあなただけではなく、牧師会のあり方自体を考え直すことも必要なのかもしれません。もしそうならば、他の牧師たちもそのことに気付いてくれるよう、賢く発言したり、振る舞ったりすることができるといいですね。

 むらかみ・じゅんこ 慶応義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業。アメリカ・ホイートン大学大学院臨床心理学科修士課程、聖学院大学アメリカ・ヨーロッパ文化学科博士課程修了(学術博士)。中学校、高校のスクールカウンセラーを経て、現在、聖学院大学心理福祉学部心理福祉学科教授。公認心理師・臨床心理士。カウンセリングオフィスお茶の水にて心理相談も行う。

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