ハイチ地震=推定マグニチュード7.2 死者1400人超す

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カリブ海の島国ハイチで8月14日午前8時29分(日本時間午後9時29分)に発生した大地震で、16日までに少なくとも1419人の死亡が確認された。負傷者は約6900人以上。行方不明者の数は分かっておらず、生存者の発見が急がれている。英公共放送BBCなどの情報をまとめた。

米地質調査所(USGS)によると、震源地はサンルイ・ドゥ・スド町から約12キロ。首都ポルトープランスからは、西に約125キロ。震源の深さは10キロ。マグニチュード(M)7・2と推定される。最も被害が大きかったと思われるのはハイチ南西部で、とりわけレカイ市周辺の被害が甚大だった模様。現地にはアメリカやチリの捜索救助チームやキューバの医療チームが入り、支援活動にあたっている。この地震で、住宅や学校、教会を含む多くの建物が倒壊した。地震の影響で家を失った人は3万人以上に上ると報じられている。現地の病院には負傷者があふれ、物資が不足している。

レカイ市にある教会(米聖公会)のアビアド・ロザマ大執事は米紙ニューヨーク・タイムズに、「通りは悲鳴であふれている。誰もが探し求めている。愛する人を、物資を、医療の助けを、水を」と話した。

ハイチに狙いを定めたような熱帯性低気圧「グレース」の大雨により、地滑りが発生する恐れがある。ハイチのすべての沿岸地域および隣国ドミニカ共和国には、熱帯性低気圧警戒警報が発令された。ハイチでは7月に大統領が暗殺されたばかりで、すでに政治的危機に見舞われている。

アリエル・アンリ暫定首相は14日、「広範囲に被害」が出ているとして、1カ月間の非常事態宣言を発令。国民に「連帯を示す」よう求めた。

14日の地震の後も余震が確認された。USGSは、この地震で数千人の死傷者が出る可能性があると警告していた。2010年1月のハイチ地震はマグニチュード(M)7・0で30万人以上が犠牲になり、同国のインフラや経済を大きく破壊した。(CJC)

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