10月31日 エフェソの信徒への手紙5章10節

なにが主に喜ばれるかを吟味しなさい。
エフェソの信徒への手紙5章10節(参照箇所同書5:6〜14)

 

エフェソの教会に根強くある不徳義な風潮に対して、パウロはそれを厳しく諌(いさ)めるとか、戒めるといった律法的な態度をとりませんでした。パウロは、「以前は暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています」(8節)とエフェソの人々に語りかけるのです。今のような状態では、キリストを信じる者の姿ではない、是正すべくであるという否定的な見方をしていないことに驚きます。今や以前とちがって、「光の子」として造り変えられているではないかと新しい姿に変っていることに気付かせようとしています。

新しくされた者には、「〜してはならない」という律法的戒めはふさわしくないとパウロは考えたのです。「光の子として歩みなさい」(8節)と肯定的な前向きの勧めの言葉を送ります。そのためには「なにが主に喜ばれるかを吟味しなさい」と言います。

このパウロの勧めは、ついつい、「そんなことをしてはいけません」と言いたくなる、わたしたちに、「主に喜ばれるには、なにをすればよいか」という新しい言葉があることを教えるものです。それこそ、教会にふさわしい視点であって、主に喜ばれることではないでしょうか。

 

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