【YMCA】 ウクライナ避難者に「日本の生活講座」を開講しました

公益財団法人 日本YMCA同盟

日本に避難してきたウクライナ人の交流・学びの場として5月にオープンした“Ukraine Café HIMAWARI” (詳細はこちら⇒)では5月28日、第2回のイベントとして「日本の生活講座 食べ物編」を開催。在日ウクライナ人で料理家のダリヤ・ドロズドさんを講師に、味噌やしょうゆ、だしなどの調味料をはじめ、漬物や煮物、インスタント食品など、日本の食事について約1時間半にわたって学びました。

受講した21人の方々は、煮物や漬物などを興味深そうに試食。中には「日本語が読めないので、塩と砂糖が見分けられない」と、「塩」という漢字を撮影する方もいるなど、新生活の苦労がしのばれる場面もありました。

自身も避難者を受入れているダリヤさんは、ウクライナで親しまれている乳製品ケフィアを牛乳やヨーグルトで作る方法や、視覚障害者向けのサインを覚えて低脂肪乳と普通の牛乳を見分ける方法など、すぐに役に立つ知識を次々と紹介。受講者は熱心にノートを取っていました。

講義に聴き入る参加者たち。オンラインでも同時に受講できるようハイブリッドで行いました

梅干し、煮物、かまぼこ、大葉などを試食。おせんべいと焼き芋が人気でした。

講師のダリヤさん。

熱心に受講する皆さん。講義後も「スーパーのポイントカードって何?」など質問が尽きませんでした。

大人が受講している間、子どもたちはYMCAスタッフやボランティアと一緒に、ゲーム大会をしたり工作などで遊びました。ボランティアスタッフの家族も一緒に、言葉が通じないながらも夢中になって遊んでいました。

日本の子どもたちも一緒に塗り絵や工作で遊びました

ゲーム大会では、ボランティアご家族も一緒に白熱

講義後の個別相談会の様子。「就職先が見つからない」「生活は何とかなるが、精神的に苦しい」など、深刻な声も寄せられました。

ミニバザーでは、タオルなど日用品が人気でした。講義で学んだレトルト食品を興味深そうに手に取る姿もありました。

開催にあたり、サンフロンティア株式会社社員みなさまがボランティアとして協力くださいました。

当カフェでは今後も月に1回程度、イベントを開催の予定です。生活相談や各種手続きの支援、日曜学校やアート教室なども行っています。⇒詳細はこちら

引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

ウクライナ支援募金 ~YMCA stands for peace; YMCA works for peace ~  YMCAは平和を希求し、平和のために働く 2022年8月31日まで

ウクライナ避難者支援募金特設ページ

 

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