「何を食べるか」よりも「何を食べないか」【聖書からよもやま話345】

主の御名をあがめます。

皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
本日もクリプレにお越しいただきありがとうございます。

聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、列王記第一の14章です。よろしくどうぞ。

詩篇 141篇4節

私の心を悪に向けさせず
訃報を行う者たちとともに
悪い行いに携わらないようにしてください。
私が彼らのごちそうを
食べないようにしてください。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)

近頃、食生活を徹底して見直して改善したりしているのですけれど、何冊もそういった関係の本を読んでわかったことは、食生活において大切なのは「何を食べるか」だけでなく、「何を食べないか」でもあるということです。むしろそちらの方が大切だとさえ言えるように思います。世の中には「◯◯を食べると健康になる!」なんて情報が溢れていますけれど、それを食べることよりも、悪いものを食べないことの方が健康への近道かと思います。

クリスチャンの生活でも似たようなことが言えると思います。つまり「何をするか」だけでなく、「何をしないか」に気を配らなくてはいけないということです。世の中では「何をするか」ばかりにフォーカスがあてられています。でも大切なのは「何をしないか」なんです。世の中は商業主導で動いていますから、多くの情報は僕たちに「何かをしろ」と迫ってきます。だって「何かをする」ことは現代社会においては何かを消費するということにつながりますから。反対に「何かをしない」ということは消費の刺激になりませんから、テレビでも新聞でもあんまり勧めないんです。ですから現代社会においては「何かをする」よりも「何かをしない」ことの方がよっぽど強い意志が必要です。流れに身を任せて生きてしまうと「あれもしよう、これもしよう、これもしなきゃ」と「すること」ばかりが増えてしまいます。健康情報に追いかけられて膨大な量の健康食品とかサプリメントとかを食べる人と同じように。
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人間の胃袋の容量は決まっていますし、1日に摂取すべきカロリーの上限も人によって決まっていますから、余計なものを食べてしまえば、必要なものを食べることができなくなります。胃袋をジャンクフードで満たしてしまったら、良いものを食べることができません。ジャンクフードの害というのは、ジャンクフードそのものというよりも、それによって必要なものを食べられない、必要な栄養が摂れないということの方が大きいように思います。

クリスチャン生活でも、僕たちに与えられている時間は一定ですから、「悪い行い」をしてしまったら、その分だけ「良い行い」ができなくなります。「悪い行い」で時間を埋めてしまったら「良い行い」の入る余地がなくなってしまいます。ですから「悪い行い」をしながら「良い行い」をするのは難しいんです。「良い行い」をするにはまず「悪い行い」の時間を減らさなくてはいけません。

よし、じゃぁ悪い行いをやめよう!と思うのは簡単です。しかし実際に悪い行いをやめるのは難しいものです。ジャンクフードだってやめようと思うのは簡単ですが、街を歩いていればついフラフラと入ってしまうこともあります。人間の意志とは弱いものです。だからこそ僕たちはこの詩人のように「私の心を悪に向けさせないでください」と祈ることが必要です。「私の心を悪に向けないぞ」という自分の意志よりも、その祈りの方が強いんです。

良いものを食べるコツはまず悪いものを食べないこと。
良いことをするコツはまず悪いことから離れること。
心にも時間にも胃袋にも、良いものが入るスペースをそうやって作ることが大切です。

たまに食べるジャンクフードはおいしいですし、たまにはそんなのを食べる日があるのも良いと思います。僕はたぶん人一倍そんな「不道徳な味」が好きです。でも、「悪い行い」はできればたまにでも避けたいものです。しかし僕は人一倍そんな「罪」を犯しやすい者です。祈りなしには胃袋も心も守れないんです。

それではまた。

主にありて。
MAROでした。

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