主の御名をあがめます。
皆様いかがおすごしでしょうか。MAROです。
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聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、歴代誌第一の20章です。よろしくどうぞ。
歴代誌第一 20章6節
再びガテで戦いがあったとき、そこに、指が六本ずつ、二十四本ある背の高い男がいた。彼もラファの子孫であった。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
ダビデ王と戦ったペリシテ人の戦士の中に、手足の指が6本ずつ全部で24本の指を持つ者がいたと書いてあります。「またまたー。そんなことはありえない。やっぱり聖書はファンタジーの世界だよね」なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。僕も実際、この箇所を読んで「さすがにそんな人はいないだろー・・・」なんて思いました。が、神様が聖書に嘘を書く必要はありませんし、書いても何の得もないでしょうから、「ちょっと調べてみよう」という気持ちになって調べてみました。
指を一本多く持って産まれる方は、実は1000人に1人くらいいるのだそうです。豊臣秀吉も左手の指が6本あったと言われています。しかし大抵の場合は、6本の指を持つのは四肢のうちの一つだけ、つまり左手だけとか右足だけとかです。四肢すべてに6本の指を持つというのはかなりのレアケースです。単純計算をすると、1000分1の4乗、即ち1兆分の1の確率です。もちろん実際はそんな単純計算できるものではありませんが、まぁとにかく、ものすごく低確率ということになります。ほぼゼロに等しいと言っても良いかもしれません。
しかし、なんとアメリカのメジャーリーグで1997年から2011年までマーリンズやカブス、フィリーズなどで活躍したアントニオ・アルフォンセカという投手は、手足に6本ずつ、全部で24本の指を持っているそうです。この指が投球にどんな影響を与えたのかは分かりませんし、そもそも影響があったのかも分かりませんが、1997年にはワールドシリーズでの優勝に貢献し、2000年にはリーグ最多の45セーブを挙げています。まさに一線級の活躍をした選手です。
聖書を読んで「こんなことありえない!」と思っても、実は探してみると似たようなことが現代にも起こっていたりします。聖書に限らず、どんなことでも否定する前に調べてみる、というのは大切な姿勢だと思います。今はスマホ一つでかなりのことを調べられますからね。「ありえない!」という思いが意外と「へー、そんなこともあるのかー!」なんて思いに変わったりします。そんなことがあるから世界は面白いですし、聖書も面白いんです。
それではまた。
主にありて。
MAROでした。
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