9月26日「最も重要な」

 クリスチャンにとって、聖書こそ「霊的な読書」の中でもっとも重要な本である。聖書を読み進んで行くと、わたしたちは自然と、同じ聖書を読んでいる友人と出会い、対話が始まることになる。これはある種のレジャーでもある。そのように始まる対話はリラックスしながら、繰り返されていく。その対話は、色々な読書の中で、多くの著者との出会いが起こる。それは色々な大陸を超え、世紀を超え、言語も超えて続いて行く。つまり「霊的な読書」のために、聖書を取り扱う様々な本が提供されている。そのような本に親しむことを数年間続けると、多くの場合、「同じ本を繰り返し読む」こととなる。聖書を霊的に読む時も、それと同じことが起こる。C・S・ルイスは、かつて「本を一度だけしか読まない人」を「非文学的な人」と定義している。
 

べレアにいたユダヤ人たちはパウロの御言葉を熱心に聞き、日々毎日パウロに出会い、彼らがパウロの言ったことを支持するか否かを検討すべく聖書を調べていた。
 ―― 使徒言行録17章11節b

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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