7月15日「偽善者」

 クリスチャンにとって偽善ほど恐ろしいものはない。偽善ほど、イエスに激しい怒りを惹き起こしたものは、他にはなかった。確かに、イエスはある種の罪人たちに、毎日、接していた。つまり、泥棒、安息日を破る人、売買春に関わる人、そして殺人鬼にまで共感を寄せ近づいた。ただ、偽善者に対して、イエスは強い非難を浴びせる。炎のような言葉が、マタイによる福音書23章にある。その言葉には煮え立つような怒りが感じられる。「災いなるかな」という言葉の連鎖がイエスによって解き放たれ、言葉に行動が全く伴わない人々に襲いかかっている。その恐ろしい言葉に曝(さら)される人々こそ偽善者なのだ。外面を整えるために膨大な時間を費やしながら、内心にあるリアリティーを無視する人々だ。神は、実際、その内心を大切に考える。偽善者とは、それが分からない人々である。

「イエスは言った。」もう、たくさんだ! あなたたちはどうしようもない。あなたがた能力の全くない宗教の学者たちよ、ファリサイ派の人々! 偽善者ども! あなたがたこそ生きているだけで、神の御国をふさぐ邪魔者である。あなたがたこそ自らが、御国に入ることを拒む者。そして同時に他の人々が、誰も御国に入らぬようにひたすら邪魔をする。
―― マタイによる福音書23章13節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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