友人たちが「読まねばならない読書で忙殺されている。それに、わたしは小説や詩を読む時間がない。」と話す時、わたしは悲しくなる。彼らが言うことは創造的な中心に注意を払わずに、日常の日課に注意を払らうことを選ぶのである。
「ねばならない」という読書などはない。わたしが何を読むかを選ぶからだ。養われなければ、育たない。支えられなければ、立ち行かない。育成されなければ、向上しない。アーティストはわたしたちの創造の中心にいながら、軽視されがちな不可欠なものに、わたしたちを心開いて受け止め参加させてくれる人々である。だから、アーティストを軽視してはいけない。
これらのことを育みなさい。それらに身をしなさい。そうすれば人々はあなたが成熟していく姿を見ることが出来る。自分の性格と教えとをしっかり把握していなさい。惑わされるな。それを保ちなさい。そうすれば、あなたと、あなたの話を聞いた人々も救いを経験することになるだろう。
―― テモテへの手紙(一)4章15~16節