あらい・ささぐ 8月16日、老衰のため逝去。94歳。葬儀は近親者のみで行われた。
1930年秋田県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学博士課程満期退学。恵泉女学園大学元学長、神学博士(ドイツ・エルランゲン大学)。73年、日本学士院賞受賞。著書に『原始キリスト教とグノーシス主義』『イエスとその時代』『新約聖書の女性観』『荒井献著作集』全10巻・別巻1(岩波書店)、『イエス·キリスト』『トマスによる福音書』(講談社)など多数。2001年に日本学士院会員に選出。九条科学者の会の呼びかけ人も担った。