教会総会もハイブリッドな新時代へ 〜コロナ時代の大会議〜

今年は、コロナウイルス感染の拡大予防に先立ち、ZOOMによるネット会議が主流となってきた。しかしながら、100名を超えるような会議や大会の開催を断念し、翌年に延期された組織団体は多いのでなかろうか。いまだ感染が消滅する気配のない今後を考える時、「コロナ下での大会議」を可能とする対策を準備して行くことは賢明な方法であると言える。
日本バプテスト連盟はWeb開催の臨時総会を行い書面決議の総会開催が可能となるよう規則の改定を行った。教会の現状、デジタル格差の課題などを踏まえた危機管理の視点から書面決議の総会が必要と判断したからだ。同時に、300名を超えるWeb開催の総会が行えたことは、これからの大きな可能性を示しているので紹介をしたい。

ハイブリッド会議はPAさんが欠かせない

この10月に290教会を包括する日本バプテスト連盟の臨時総会がZOOMによって開催された。204教会から307名の代議員の参加によって行われた。これだけの参加者となるとZOOMの操作、ミュートと解除、ビデオのオン・オフ、投票の操作などもスムーズに行われなければならない。また「なりすまし」の予防や、運営会場ではマイク、スピーカー、カメラ、プロジェクター、音響、配信機材、PC、インターネット回線など周到な準備をしなくてはならない。今回のケースは2カ月前からその準備を開始して、リハーサルも二度も行ったとのこと。操作についても電話でのサポートチームで対応した。

当然、ZOOMになると最大49人までしか表示できないので、その都度、議事進行に合わせた画面の切り替えの裏方が熟練した操作で対応しなくてはならない。結論から言えば、この年次 臨時総会は、大きな混乱もなく全国に散らばる参加者全員の協力によって無事、終えることができたそうだ。総会議長を務めた平尾輝明氏(東京・茗荷谷キリスト教会)はこれは「新しい形の総会の先がけとなるであろう」とコメントを寄せた。「総会WEBチーム」によると、経済産業省から出されている「ハイブリット型バーチャル株主総会の実地ガイド」を参考に準備をしたとのこと。皆さまも挑戦したらいかがでしょうか。

 






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