今日10月26日はマツコ・デラックスの誕生日。今や押しも押されもしない人気タレントです。
マツコがゲイ雑誌「バディ」(テラ出版)の編集者時代、その記事を読んでいた小説家の中村うさぎが、2001年刊行の対談集『人生張ってます』(小学館)のゲストに抜擢。これがマツコが世に出るきっかけでした。
中村はマツコを「魂の双子」と呼ぶほどに認め、その後も何冊か共著を出していますが、2016年には『信じる者はダマされる──うさぎとマツコの人生相談』(毎日新聞出版)が発売されました。
中村はクリスチャンで、マツコの「あとがき」によると、タイトルは「中村うさぎそのもの」というくらい彼女は信じやすく、だまされ続けてきたといいます。クリスチャンにだまされやすい人が多いわけではありませんが、このタイトルの元になっている「信じる者は救われる」は聖書の言葉。
「信じて洗礼を受ける者は救われる」(マルコ16:16)
口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。(ローマ10:9~10)
これは、「イワシの頭も信心から」ということわざのように、「何でも信じれば尊いものになる」ということではなく、信じる対象はあくまでキリストであり、人格的信頼の意味です。