『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』

おはようございます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆1732年3月31日 フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの誕生日

ハイドンは古典派を代表するオーストリアの作曲家です。『神よ、皇帝フランツを守りたまえ』が代表曲で、そのメロディーは現在のドイツ国歌にも用いられています。

8歳の頃から教会の聖歌隊として音楽の才能を発揮しましたが、17歳の頃に声変わりのために高音が出せなくなって退職しました。その後、8年間ほどは恵まれない下積み生活を送りましたが、1757年ごろに宮廷楽長の職につきました。その後、多くのミサ曲や交響曲を作曲し、生涯に書いた曲数は700とも1000とも言われています。

(c) Royal College of Music; Supplied by The Public Catalogue Foundation

その作品の中に『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』というものがあります。十字架のイエス様が残した7つの言葉を読んで瞑想するための音楽です。その7つの言葉とは以下のものです。

「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているか分かっていないのです。(ルカ23:34)」

「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。(ルカ23:43)」

「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です」「ご覧なさい。あなたの母です」(ヨハネ19:26〜27)

「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ(わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。(マルコ15:34)

「私は渇く(ヨハネ19:28)

「完了した(ヨハネ19:30)

「父よ、わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。(ルカ23:46)」

今週は受難節、イエス様がこれらの言葉を言ったのは今週の金曜にあたります。そしてそれから三日目の日曜日に復活したことを祝うのがイースターです。

それではまた明日。

 

 

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

この記事もおすすめ