初めての大統領選挙 ジョージ・ワシントンの精神

おはようございます。
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◆1789年2月4日 初めてのアメリカ大統領選挙

昨年11月に「トランプvsバイデン」で世界中の話題になったアメリカ大統領選挙、現在では西暦で4で割れる年の11月第1月曜日の翌日が大統領選挙の日と決まっていますが、最初の大統領選挙は2月に行われました。ここで当選したのは皆様ご存知のジョージ・ワシントンさんです。選挙人の100%の票を得て当選し、これは現在に至るまで達成されていない、初めてで、そして恐らく最後の記録です。

アメリカ大統領の就任式と言えば、聖書に手をおいて就任宣誓をすることでしられますが、それはこのワシントンさんの時からほぼ必ず行われています。(唯一の例外はセオドア・ルーズベルトだけです)

ワシントンさんの名言としてクリスチャンの中で有名なものにはこれがあります。

神と聖書なしに、この世を正しく統治することは不可能である。

これはワシントンさんが敬虔なクリスチャンとして大統領になり、また、その伝統が今でも引き継がれていることを示す言葉なのですが、それよりも僕が感銘を受けたのはこれです。

心配とは取り越し苦労をする人々が支払う利息である。

これ、聖書の「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。(マタイ6:34)」に通じるものがありますよね。クリスチャン哲学者のカール・ヒルティも「いくら心配しても、その心配の対象が現実になる可能性を少しも下げることはできない」と言っています。

心配事の多い世の中ですけれど、「準備」や「対処」と、「心配」は違いますから、適切な「準備」や「対処」をして、少しでも「心配」を減らして生きていきたいなと思います。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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