「作る」のか「見つける」のか。 〜トロイア遺跡のシュリーマン〜

おはようございます。
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◆1822年1月6日 シュリーマンの誕生日

ギリシア神話に登場するトロイア遺跡を発見したのがシュリーマンさんです。ギリシア神話の遺跡を生涯かけて研究した人でしたが、プロテスタントの聖職者の家に生まれました。

ところで、シュリーマンはトロイア遺跡を「発見」しましたが、トロイア遺跡を作ったわけではありません。ずっとそこにあった遺跡をシュリーマンが掘り出したということです。当たり前といえば当たり前のことですけれど。

日々文章を書いていて、この作業は「作り出す」というよりはシュリーマンさんと同じような「発掘」に近いなと思うことが多々あります。そこにあるものを掘り起こす。昔、作曲家であった頃も、曲を「作る」というよりは、曲を「見つける」というのが、仕事に対する姿勢としては近いなと感じたりもしました。

神様の創造なさったものを「見つける」こと。これがクリスチャンの楽しみだな、なんて、シュリーマンさんの名前を見るたびに思います。自分が「作って」いるのか「見つけて」いるのか、改めて考える1日にしたいと思います。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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