主の御名をあがめます。
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◆1989年11月5日 雨の中嶋伝説
日本人初のフルシーズンのF1ドライバーとなった中嶋悟さんは、雨の日のレースに強いと有名で「雨のナカジマ」と呼ばれました。中でも1989年の最終戦オーストラリアグランプリでは、豪雨の中で他のドライバーが次々とリタイアしたりスローダウンしたりする中でたんたんと走り続け、日本人初のファステストラップ(その日のレースで最も早い周回)を記録しました。その他のレースでも、他のドライバーが苦手とする雨の日に好記録を残しました。
そんな中嶋さんにあるインタビュアーが「明日のレースは雨予報ですから、中嶋さんは得意ですよね」と尋ねました。すると、中嶋さんはこんな風に答えました。「いやいや、誰だって雨のレースは苦手ですよ。僕だって嫌です」
凡人から見れば、中嶋さんにとっての雨は
わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ。(レビ26:4)
のように見えたかもしれませんが、実際は
雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲っても、家は倒れませんでした。岩の上に土台が据えられていたからです。(マタイ7:25)
のようなことだったのかもしれません。
ちなみに中嶋さんは1987〜89年にロータスというチームに所属していましたが、そのチームメイトは87年はあのアイルトン・セナ、88〜89年はこのコーナーでも取り上げたネルソン・ピケでした。89年から所属したティレルではジャン・アレジがチームメイトでした。F1ファンの方なら「ええ!なんと豪華すぎるチームメイト!」とヨダレを垂らしてしまうほどのF1史上にのこる面々です。
それではまた明日。
主にありて。