今日6月18日はポール・マッカートニーの誕生日です。子どもの頃、カトリック教会で洗礼を受けましたが、非宗派的に育てられました。父親が元プロテスタントの不可知論者で、母のメアリーはカトリックでしたが、ポールが14歳の時に亡くなりました。「レット・イット・ビー」の歌詞に出てくる「Mother Mary」は「聖母マリア」と訳されがちですが、「母親のメアリー」のことだとポールは言っています。
11歳のとき、父親からリバプール大聖堂の聖歌隊のオーディションを受けるように勧められましたが、そこでは受け入れられず、その後、リバプールの聖バルナバ教会の聖歌隊に入ります。1991年、初めてのクラシック・アルバム「リバプール・オラトリオ」を出しますが、そこにはリバプール大聖堂での初演が収録されています。「オラトリオ」の原型は、祈祷室で歌われた短い賛美の歌で、それが宗教的な物語性のある大規模な音楽形式に発展しました。ヘンデルの「メサイア」やバッハの「クリスマス・オラトリオ」などが有名です。