8月22日は、「メサイア」の作曲が始められた日

 

今日8月22日は、ヘンデルが「メサイア」の作曲を始めた日です。演奏時間2時間半、自筆楽譜259ページにも及ぶこの壮大なオラトリオを、速筆のヘンデルはわずか24日間で書き上げました。第2部最終曲の「ハレルヤ」(通称「ハレルヤ・コーラス」)は特に有名です。

「メサイア」自筆稿、「ハレルヤ」の終わりの部分。1741年9月6日の日付で、この8日後に完成した。

「メサイア」(救い主という意味の「メシア」の英語読み)は、救い主キリストの到来の預言から誕生、苦難、十字架上の死、復活、昇天、そして再臨をまでを題材にしたオラトリオ。オラトリオとは、聖書理解を深めるために考え出された音楽のことです。歌詞は欽定訳聖書と『英国国教会祈祷書』の詩編から採られ、すべて英語で歌われます。

ヘンデル(バルタザール・デンナー画)

ヘンデルは生涯、約50曲もオペラ(歌劇)を作曲しました。「オンブラ・マイ・フ」(懐かしい木陰よ)や「私を泣かせてください」など、その中でもよく知られた曲です。そのオペラによって鍛え抜かれたヘンデルは、56歳のとき、オペラのドラマ性や洗練された音楽と聖書の言葉を融合させて、崇高で気品に満ちた楽曲に仕上げたのです。

 






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