ルーテル学院と九州ルーテル学院 学校法人間の包括的連携協定を締結

 

ルーテル学院(東京都三鷹市)と九州ルーテル学院(熊本市)が21日、学校法人間の包括的連携協定を締結し、その調印式が九州ルーテル学院で行われた。

ルーテル学院の松澤員子理事長(左)と、九州ルーテル学院の福田邦子理事長(写真:ルーテル学院大学提供)

同協定は、キリスト教精神に基づく教育を行う両法人が、それぞれの特徴や特色を生かしながら協力し、教育・学術研究・社会貢献などをいっそう強化しつつ、人材育成の推進と学術研究の高度化を図ることを目的とする。

調印式には、ルーテル学院から松澤員子理事長と高瀬恵治事務長、九州ルーテル学院からは福田邦子理事長、内村公春院長・中学高等学校長、広渡純子大学長をはじめ7人が出席した。両理事長は、「互いの連携をさらに進めていきたい」と述べ、今後、両学院が切磋琢磨(せっさたくま)しながら協力を深め、よりいっそう発展していくことを確認した。

ルーテル学院の前身は路帖(ルーテル)神学校。1909年に熊本市に開校し、来年で創立110年を迎える。25年に東京に移転し、戦時中は日本基督教団・日本東部神学校に統合されたが、50年、日本ルーテル神学校として再開。64年に日本ルーテル神学大学となり、69年、三鷹に移転。96年に「ルーテル学院大学」に名称変更した。現在は1学部(総合人間学部)1学科(人間福祉心理学科)と大学院2専攻を持ち、4年制の「日本ルーテル神学校」を併設している。

一方、九州ルーテル学院の前身となる九州女学院は1926年に開校し、28年、清水高等女学校に改称。75年に九州女学院短期大学、97年に九州ルーテル学院大学を開学した。翌年、短大は廃止。現在、1学部(人文学部)2学科(人文学科、心理臨床学科)と大学院1専攻を持つ。

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