伊勢谷友介(44)逮捕、進藤牧師に聞く 更生への近道

俳優の伊勢谷友介(44)が8日、大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。報道によると、所持していたのは大麻4袋の他、吸引のために必要な器具も自宅から見つかっているとのこと。

罪人の友 主イエス・キリスト教会(埼玉県川口市)の牧師で、薬物取締法違反で逮捕歴のある進藤龍也(しんどう・たつや)牧師は、次のように話す。

「大麻と覚醒剤とは大きく違うが、依存性があることに間違いはない。『常習性が低いとか大麻は植物だから……』という理由で、合法化するとかしないとかいう議論がされているが、精神にダメージを与えることは確か。大麻は薬物依存の入り口にもなりやすく、そこから覚醒剤などにのめりこむ人も多い」

俳優として、順風満帆のように見えた伊勢谷容疑者の心の闇。そこから這(は)い上がり、更生をするにはどうしたら良いのだろうか。再び進藤牧師に聞いた。

「まずは、自分が信じられる誰かと、自分のことを信じてくれる誰かを見つけること。そして、その人が伴走して、一緒に更生を目指してくれれば、薬物に二度と手を出すことはないと思う。芸能人の場合は、一般の人よりも社会的な制裁を受ける割合が大きい。しかし、彼らも同じ人間であることに違いはない。人が人に寄り添うことが必要なのでは」

守田 早生里

守田 早生里

日本ナザレン教団会員。社会問題をキリスト教の観点から取材。フリーライター歴10年。趣味はライフストーリーを聞くこと、食べること、読書、ドライブ。

この記事もおすすめ