関西学院大学キリスト教と文化研究センター編 キリスト教で読み解く世界の映画(松本敏之)【本のひろば.com】

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評者: 松本敏之

キリスト教と現代的視点をもったレベルの高い作品紹介書
〈評者〉松本敏之


キリスト教で読み解く世界の映画
作品解説110

関西学院大学キリスト教と文化研究センター編

A5判・250頁・定価1980円・キリスト新聞社

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これは、関西学院大学「キリスト教と文化研究センター」の研究プロジェクト〈映画とキリスト教〉の成果として生まれたものである。打樋啓史、加納和寛、橋本祐樹三氏の監修のもと、総勢三五名の執筆者が、キリスト教に関係する一九九〇年以降に製作された一一〇の映画を紹介し、解説している。執筆陣は神学部の教員をはじめとして、関西学院出身の牧師や学校教師などで、関西学院ファミリーのキリスト教専門家たちによる渾身の力作となっている。
ちなみに筆者は、DVDなどで年に約一〇〇本の映画を鑑賞し、教会のHPでも牧師の視点からの映画コラムを公開している。娯楽映画よりも、心の糧になる映画、世界の現実を教えてくれる映画が好きだ。そういう筆者であるが、この本で取り上げられている一一〇本のうち、視聴済みは六〇本であった。書評依頼を受けてから一〇本を視聴したが、残りの四〇本は未視聴のまま原稿を書いている。

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