日本福音ルーテル教会(永吉秀人総会議長)は4月26日、教皇フランシスコの訃報を受けて日本カトリック中央協議会に宛てたメッセージを発表した。
メッセージは「世界平和と命の尊厳を守るために尽力を続け」た教皇フランシスコの働きを、「世界のキリスト教会の一致と協力にも多大な貢献をなされ」たと評価し、謝意を示した上で、「今年の復活祭メッセージで教皇フランシスコが呼びかけられたように、わたしたち日本福音ルーテル教会もまた、平和を実現する希望に立ち返り、希望と他者への信頼を取り戻すことを望みつつ、歩んでまいりたいと思います」と加えている。
全文は以下の通り。
教皇フランシスコご逝去に際してのメッセージ
日本カトリック司教協議会 御中
聖名を賛美いたします。
主の復活の喜びを共に祝ったその翌日に、教皇フランシスコのご逝去の報に接することとなりました。
日本カトリック司教協議会の皆さま方を始め、聖職者ならびに信徒の皆さまの上に、天からの慰めが与えられますことをお祈り申し上げます。
世界平和と命の尊厳を守るために尽力を続けられた教皇フランシスコは、世界のキリスト教会の一致と協力にも多大な貢献をなされました。
その尊いお働きに心から感謝申し上げます。
今年の復活祭メッセージで教皇フランシスコが呼びかけられたように、わたしたち日本福音ルーテル教会もまた、平和を実現する希望に立ち返り、希望と他者への信頼を取り戻すことを望みつつ、歩んでまいりたいと思います。
教皇フランシスコが主の御許で安らかに憩われることをお祈りいたします。
2025年4月26日
日本福音ルーテル教会 総会議長 永吉秀人