今日12月17日はベートーヴェンがカトリックの幼児洗礼を受けた日です。
その記録から、生まれたのはその前日と考えられています。キリスト教だけでなく、古代ギリシア思想や汎神論的な考えも持っていたといわれますが、ある友人がゲーテに書き送った手紙(1810年7月28日)の中で、ベートーヴェンの言葉を次のように紹介しています。
わたしには友人は一人もありません。孤独で生きてゆかねばなりません。しかし、わたしの芸術においては、神は他の人よりずっとわたしの身近に居られることをよく承知しております。わたしは何ら怖れることなく神と交わり、いつも神の力を感じ、またそれを知っています。(『ベートーヴェン書簡選集 上』音楽之友社)。