淀橋教会および峯野龍弘氏のクリスチャントゥデイ擁護を憂慮する声明

株式会社クリスチャントゥデイ(矢田喬大社長)が根田祥一氏(クリスチャン新聞顧問)を名誉棄損で訴えた裁判の地裁判決を受けて、日本基督教団カルト問題連絡会世話人の豊田通信(みちのぶ)氏を含む6人の牧師が8月23日、「私たちは、淀橋教会および峯野龍弘牧師がクリスチャントゥデイを擁護し加担することを憂慮します」とする声明を発表した。

この問題をめぐってはこれまで、淀橋教会が所属するウェスレアン・ホーリネス教団をはじめ、日本基督教団、福音派の諸教団・教派・教会の代表組織である日本福音同盟(JEA)が、公式に「距離を置く」旨の見解を発表してきた。

判決では、クリスチャントゥデイの構成員が張在亨(ジャン・ジェヒョン=ダビデ張)牧師を「再臨のキリスト」と信奉していること、それを隠して淀橋教会に所属、出席したことが事実認定されている。

この判決について声明は、「各教団の問題意識及び私たちの認識と一致するもの」とした上で、峯野氏がその後も、クリスチャントゥデイの現役役員2人について「(淀橋教会の)礼拝にも出席しており、忠実に仕えている。怪しいと思えるところは何もない」と擁護したとの本紙報道を受け、峯野氏が「見かけの印象といった感覚に頼りクリスチャントゥデイ当事者の説明を鵜呑みにすることなく、周囲の助言に耳を傾け、客観的な証拠資料に基づいて事実を見極め、淀橋教会がキリスト教会の一員としてその使命を正しく遂行していかれることを願います」としている。

クリスチャントゥデイ裁判 東京地裁 〝信仰を隠して接近〟と認定 名誉棄損は一部認める 2024年5月11日

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