写真集『いつかは訪れたい 美しき世界の教会』 世界の必見教会150カ所を一挙紹介

日経ナショナル ジオグラフィック社から『いつかは訪れたい 美しき世界の教会』が発売された。同書は、世界の150を超える教会建築を、美しい写真と簡潔な紹介で巡る写真集。カトリック、プロテスタント、正教を問わず、歴史ある有名な教会から、近年建てられた斬新な教会、地域の人々に愛される素朴な教会まで、美しき祈りの場を世界各地から広く紹介する。

画像:日経ナショナルジオグラフィック

著者は、英国エディンバラ在住のマイケル・ケリガン氏。英国オックスフォードのセント・エドワード・カレッジとユニバーシティ・カレッジで教育を受ける。歴史に関する本の執筆のほか、書評をタイムズ文芸付録などに寄稿している。『世界の宮殿廃墟 華麗なる一族の末路』(日経ナショナル ジオグラフィック)など著書多数。

画像:日経ナショナルジオグラフィック

フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ハワイの小さな教会セント・ベネディクト・カトリック、コロンビアの天使の聖母教会、インドネシアのグラハ・マリア・アナイ・ベランカニ教会、モダンなコンクリート造りのサクレクール・ダルジェ大聖堂……世界遺産として名高い大聖堂から、これまであまり紹介されることのなかった中南米やアジア・太平洋地域など独自の伝統をもつ世界各地の教会も取り上げられている。また、巻末には世界教会マップも掲載されている。

画像:日経ナショナルジオグラフィック

豪華絢爛な教会も、小ぢんまりと可憐な教会も、そこには信仰が生み出した美の極みがあると改めて感じる。多くの人の心を慰め、高揚をもたらす教会。そこにある信仰と技巧と栄華の到達点を同書で堪能してほしい。

『いつかは訪れたい 美しき世界の教会』(マイケル・ケリガン著)
2022年1月24日初版発行
日経ナショナルジオグラフィック社
本体 2200円

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