聖地エルサレムにある諸教会の総主教および最高指導者たちが2月14日、「エルサレムの教会からの人道的嘆願 ガザの人々の尊厳と存在を守る」と題する英語の声明文を、ローマ・カトリック教会ラテン典礼エルサレム総大司教庁の公式サイトで発表した。
声明は、「私たちはガザで続く苦しみに直面し、悲しみと断固たる決意をもって声を上げます。世界の目の前で繰り広げられた惨事は、深刻な道徳的、人道的悲劇です。何千もの罪のない命が失われ、コミュニティ全体が崩壊し、最も弱い立場にある人々、つまり子ども、高齢者、病人は想像を絶する苦難に耐えています」と表明。
キリスト教徒として無関心ではいられないとし、「この危機的な瞬間に、私たちはヨルダンのアブドラ2世国王陛下、エジプトのエルシーシ大統領、その他、ガザの人々を彼らの土地から追い出そうとするいかなる試みも拒否するという確固とした信念に基づく姿勢を明確かつ揺るぎなく保ってきた人々の立場を認め、支持します」と宣言し、「双方の捕虜全員の解放を求め、彼らが安全に家族と再会できるように求め、すべての信仰を持つ人々、政府、国際社会に、この大惨事を阻止するために迅速かつ断固とした行動をとるよう」求めている。
(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)