ワールド・ビジョン・ジャパン アーティストの岩橋玄樹さんがライブ配信 ファンにも支援呼びかけ「世界中の子どもを笑顔に」

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ、木内真理子事務局長)は9月25日、チャイルド・スポンサーとして4カ国の子どもたちを支援しているアーティストの岩橋玄樹(いわはし・げんき)さんと、公式インスタグラム(@worldvisionjapan)を介してライブ配信を行った。

チャイルド・スポンサーシップは、月々4500円で支援地域に住む子ども「チャイルド」を取り巻く環境を改善するため継続的に支援できる仕組み。

2010年、14歳で芸能活動を始めた岩橋さんは、翌11年に起きた東日本大震災の後、プライベートで福島でのボランティア活動に参加。「自分の目で現実を知っておくべき。できることがあれば何でもやる」との思いで仕事の合間をぬいながら、2018年に「King & Prince」としてデビューするまで7年間続けた。免許取得後は自らの運転で車中泊をしながら通ったという。普段は華やかなステージで仕事をしながら、ボランティア活動では同じ目線で話してくれる被災者から逆に勇気をもらい、リフレッシュできたと感謝の言葉を口にした。

この日の配信で、「世界中の人たちを笑顔にしたい」との思いを幼いころから抱いており、誰かを助けられる職業に憧れていたと明かした岩橋さん。子ども時代は、正義感はあったものの人見知りで積極的に行動を起こすのも苦手な方だった。小学校の時にパニック障害を発症し、学校に通えない時期もあった。芸能活動を始めてからも同じ病に苦しみ、2019年に休養期間に入った後、家にいて何もできず悶々としていたころ、ワールド・ビジョン・ジャパンの活動を知り、改めて世界の子どもたちにも笑顔を届けたいとチャイルド・スポンサーに名乗りを上げた。

現在、岩橋さんはウガンダ、カンボジア、コンゴ民主共和国、グアテマラの4人のチャイルドを支援中。WVJのチャイルド・スポンサーシップは、支援しているチャイルドの成長過程にも触れ、手紙などで交流できるのが魅力の一つ。「遠い国から手紙が届くと、つながっている実感がわく。野球が好きなので、いつか現地までバットやボールを持っていって、みんなと野球を一緒にしてみたい」と夢を語った。

グループに所属していた時もソロになってからも、岩橋さんにとって元気の源はファンの笑顔だった。「誰かのためになりたいと活動していると、不思議と病気のことも忘れられる。たとえ失敗しても一歩踏み出すことが大事」

最後に、「一人でも多くの若い世代に、困っている子どもたちがいる現実を知ってほしい。『フェアリー(岩橋さんファンの愛称)』の皆さんと、チームフェアリーとして世界中の子どもたちを笑顔にできるようにがんばっていきたい。僕もエンタメを通して、一人の人間として支援を続けたい」と呼び掛けて配信は終了した。

ライブ動画のアーカイブには、「玄樹くんの知らない話も聞けて収穫の大きいライブだった」「自分にもできることがないか考えたい」「“Mastery for Service”は学生のころからの教え。忘れかけてた言葉ですが『貢献できる力を自ら鍛える』……今回このような機会に触れて、改めて自分なりに落とし込めた気がします」など、100件超のコメントが寄せられた。

WVJの公式インスタグラム(https://www.instagram.com/worldvisionjapan/)では、ライブのアーカイブも見ることができる。

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