ドナルド・トランプ氏は先月、暗殺未遂事件で九死に一生を得た後、テスラCEOのイーロン・マスク氏に対し、自分は神の「信仰者以上の者」と語った。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
共和党の大統領候補であるトランプ氏は、ソーシャルメディア・プラットフォーム「X」の億万長者CEOと、同サイト主催のライブストリームで対談。インタビューは40分遅れで始まったが、それはマスク氏によればXのサーバーへの「攻撃」が原因だったという。
インタビューは、マスク氏が7月13日にペンシルベニア州バトラーの集会で起きた暗殺未遂事件についてトランプ氏に尋ねるところから始まった。「耳のところを弾丸がかすめたとすぐに分かった」
「奇跡は私が頭を少し傾けたおかげで弾丸に当たらず済んだことだ。私は今や、信仰者以上のものである。神を信じていない人たちのために、私たちは皆、信仰について考え始めなければならないと思う」
インタビューの中でトランプ氏は、ウクライナ侵攻前にロシアのプーチン大統領と話したと主張。「やめておけと言ったんだ。やるとろくなことがないと。そして私は私がすることを彼に話した。彼は『いやだめだ』、私は『だめじゃない』それが最後の会話だった」
「私なら彼とはうまくやる」とも語り、「私は彼とまたうまくやっていきたいと願っている」と明かした。
今週、プレミア・クリスチャン・ニュースは、ロシア当局の手によるクリスチャン迫害の激化を伝えている。正教の伝道師が、ウクライナでの戦争をイエスが支持するかどうかを疑問視する投稿をソーシャルメディアに行った疑いで、刑務所に収監される事態となっている。
インタビューではXのようなメディアプラットフォームの潜在的効果についての質問をしている。イーロン・マスク氏は2022年10月、ソーシャルメディア大手の旧ツイッターを買収し、ブランド名を変更。テック業界の億万長者は、このインタビューでトランプ氏を支持して 「アメリカは分岐点にあり、あなたが繁栄への道であり、私はカマラ・ハリス氏は正反対だと思う」と語った。
(翻訳協力=中山信之)