グアテマラでエホバの証人の女性二人が死傷

 

中米グアテマラの北部ペテン県で4日未明(日本時間4日午前)、現地在住の日本人女性二人の自宅で、一人が死亡し、一人が重傷を負っているのが発見された。地元メディアは、殺人事件の可能性があると伝えている。

死亡したのは、神奈川県出身のフルート奏者キモト・ユリカさん(26)。負傷したのはモロサワ・チエさん(28)。モロサワさんは打撲や刃物による切り傷のため、現在、病院で治療を受けており、快方に向かっている。

二人は、キリスト教会では異端とされる新宗教「エホバの証人」の信者で、数年前からグアテマラに住み、伝道活動を続けていた。エホバの証人は、ものみの塔聖書冊子協会が発行する冊子を駅前や玄関先で配るなどの活動をしている。

NNNなどの取材によると、地元警察は5日、「容疑者は同じ村の複数の男だと見ている。住宅からは何も盗まれていないため、強盗目的ではない」と見方を示した。

エホバの証人の中米支部は同日、時事通信に対し、「われわれの姉妹である二人に起こったことをとても残念に思う」とコメントしている。

守田 早生里

守田 早生里

日本ナザレン教団会員。社会問題をキリスト教の観点から取材。フリーライター歴10年。趣味はライフストーリーを聞くこと、食べること、読書、ドライブ。

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