神がわたしたちのために行ったことは、わたしたちが神に賛成したり、背いたりしたことのどんなことよりも遥かに勝っている。この過剰で、受けるに値しない、予期せぬ神の業を要約すると「救い」という言葉になる。
祈りとは、救いの国を探検することである。祈りとは、その地を踏みしめ、花々の香りを嗅ぎ、露になっている地層に触れることでもある。また、救いの事実を認識することや、救いを証しする以上にやるべきことがある。感謝して、味わうべき細かい恵み、慈しみ、祝福が数え切れないほどある。祈りとは、これを実践する手段である。
天が地を超えて高いように
慈しみは主を畏れる人を超えて大きい。
日の出が日没から遠いほど
神はわたしたちを罪から遠ざけてくださる。
―― 詩編103編11~12節