キリスト教学校教育同盟(西原廉太理事長)は1月9日、加盟校である北陸学院(楠本史郎理事長)からの情報として、現在の被災状況をホームページ上に掲載した。
それによると、同学院の全部局とも1月9日より授業を開始(大学は12日までオンデマンド授業、15日から通常授業へ移行)。
大学の壁床に一部亀裂があるが安全面で問題はなく、他部局は大きな被害はなかった。全部局で備品などの落下による破損はあるものの、甚大なものではない。建物の亀裂、地中配管破損などによる漏水については現状では不明。
学生・生徒などは一部確認中だが、現状では人的被害はなし。教職員はほぼ確認が取れており、直接の人的被害を心配することはないという。
中学高校では建物の外壁が剥がれ、窓ガラス2カ所破損、モニター落下、プロジェクター外れ、家庭科室・美術室の教材・教具落下破損、図書・資料の落下などのほか、パイプオルガンに修理の必要性が出る模様。小学校では施設の破損はなく、授業機材や図書などが散乱したという。
また、「能登地方に帰省中の学生・教職員に避難所生活のケースがあること、教会・信徒の被害が大きく、心配している」旨も報告されている。
同盟事務局は、今後新たな情報があればお知らせするとしている。