今日9月27日は中田敦彦の誕生日。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」では、リズム芸「武勇伝」で2005年に大ブレークしました。慶應義塾大学経済学部出身で、今年4月から青山学院大学経営学部の客員講師に就任しており、「雑学芸人」としても活躍しています。
今年4月から教育系ユーチューバーとして、歴史や偉人、世界情勢、文学作品などを、芸人ならではの話芸で分かりやすく解説する動画を投稿しています。9月3日には登録者数100万人を突破して、9月27日現在、120万人。
その動画の中には「必須の教養! キリスト教のカトリックとプロテスタントとは?」、「【世界史】中東の宗教『ユダヤ教・キリスト教・イスラム教』の歴史」という動画もあります。
クリスチャン人口1%以下の日本では、身近に接することがあまりないため、カトリックとプロテスタントの違いさえあやふやな人がほとんどですが、それを「大人の教養」として世界史のポイントを押さえながら紹介していきます。ただ、「偶像礼拝始めました」、「免罪符始めました」など、何でもオッケーで、教会が豪華なのカトリックで、「教会いらねえじゃん、聖書だけで十分」と言って教会がシンプルなのがプロテスタントと説明するなど、本質的には間違っています。たとえば、カトリックは特に第2バチカン公会議(1962~65年)以降、聖書を重視し、貧しい人々に仕えたマザー・テレサなどが大勢います。プロテスタントでもメガ・チャーチなどがあり、聖書解釈の違いで多くの教派に分かれています。ですが、教会の外側の人から教会がどう見えているのかはよく分かります。
そして、彼がこう言っていることは事実でしょう。「日本人は宗教について教えられない中で、新興宗教を見て、何だか宗教は危なくて怖いものだというイメージが植えつけられすぎている」、「世界の人々から日本人が言われるのは、宗教の知識がなさすぎるということ」、「だから、宗教は世界の教養・文化なんだというまっさらな視点で学んでほしい」。
中国や韓国などで反日教育が行われ、日本人の悪いイメージが幼い頃からたたき込まれているのを知って残念に思うように、日本も世界的には特殊な環境にあることを自覚して、やわらかい心でキリスト教の本質に触れてほしいものです。