アインシュタインが信じた「神」とは?

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◆1879年3月14日 アルベルト・アインシュタインの誕生日

アインシュタインは20世紀最大の科学者であり、彼の建てた相対性理論はあまりにも有名です。また同時にあまりにも難しくもありますが。しかし「光がすべての基準である」という考え方は、聖書にも一致します。なぜなら旧約聖書の創世記で、神様が一番初めにつくったものは光だからです。

アインシュタインは量子論のボーアと議論したときに言った「神はサイコロを振らない」というセリフが有名になって、「アインシュタインは神様を信じていた」と、特にクリスチャンの間では話題になることが多いのですが、彼が信じていたのはキリスト教的な人格神ではなかったようで、「自然法則が神であり、それを解き明かすことが科学者の役目である」と考えていたようです。また「私が信じるのはキリスト教の神ではなく、スピノザの神です」とも言いました。スピノザというのは17世紀の哲学者で、「神はあらゆるものに内在するものである」とする汎神論を唱えた人です。日本の一般的な宗教観に近い考え方です。アインシュタインが大の親日家であったのも、日本のそんな「神観」が肌にあったからかもしれません。天ぷら弁当がお気に入りだったそうです。

それではまた明日。

 

 

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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