「Mr.一万円札」のあの人はキリスト教を排斥した?

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◆1835年1月10日 福沢諭吉の誕生日

来年のNHK大河ドラマの主人公は渋沢栄一さんで、2024年から一万円札の肖像に描かれることが決まっていますが、1984年から40年にもわたって一万円札の肖像を勤め上げている人が、福沢諭吉です。あの聖徳太子でさえ、一万円札の肖像だったのは1958年から1986年までの28年間です。

さて、福沢諭吉はキリスト教を嫌ったことで有名で、内村鑑三からは「宗教の大敵」とまで呼ばれるほどでした。しかし実はキリスト教の宣教師たちとも中が良かったようで、中でもアレクサンダー・クロフト・ショーという宣教師には、自分の子供たちの家庭教師の職を与え、自邸の隣に家を建てて住まわせたほどだったそうです。そしてアレクサンダーに学問を教わった福沢家の子供たちは後に何人もクリスチャンになりました。

諭吉先生自身、若い頃はキリスト教を確かに嫌ったようですが、歳を重ねるに連れて「宗教も新しいものが必要だ」という考えに変わっていったのだと言われています。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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