主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
◆11月26日 いい風呂の日
いい(11)ふろ(26)の語呂合わせで日本浴用剤工業会が制定しました。
エリザベス1世は「病的な潔癖性」と言われましたが、その入浴頻度はなんと月に1回だったとか。・・・いや、それは病的な潔癖性というより、現代の感覚で言えばむしろ病的な不潔・・・と、まぁそもそも嘘か本当か分からない話ですし、過去の時代の価値観を現代の価値観で測っても仕方ないですね。逆に考えれば、エリザベス1世でさえ月に1回しかお風呂に入れなかったくらい、入浴は贅沢なことだったということです。入浴は王族や貴族にだけ許された贅沢(ぜいたく)だったんです。日々お風呂に入れている僕たちは王族・貴族並みに恵まれているんです。
紀元前のローマ人はとてもお風呂好きで、公共浴場にみんなで通って入浴していましたが、混浴だったので様々な破廉恥(はれんち)な行いも横行してしまいました。それをみた初期のキリスト教徒たちは「ああいう贅沢は自分の品性を落としてしまう」と浴場に行くことを避けました。そこからだんだんとキリスト教世界では「不潔である方が清貧な証拠」のような認識が強くなり、それでヨーロッパでは近代に至るまで入浴文化があまり発達しなかったのだそうです。
しかし18世紀になるとイギリスのジョン・ウェスレーという聖職者が、「清潔は神性に次ぐ」と言って入浴を勧め、そこから浴場が流行しました。入浴を避けたのもキリスト教でしたけど、入浴を推奨したのもキリスト教だったんです。
今宵は一番お気に入りの入浴剤でザバァッ!とやろうと思います。
それではまた明日。
主にありて。