【今日は何の日】1558年11月17日 メアリー1世の忌日

主の御名をあがめます。

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◆1558年11月17日 メアリー1世の忌日

メアリー1世はヘンリー8世の娘で、イングランド女王となり、多くのプロテスタント信徒を迫害したことから、ブラッディ・メアリーと呼ばれた人です。今でもバーに行けばブラッディ・マリーというカクテルがありますよね。あれはこの方に由来するものです。ではどうしてメアリーさんはプロテスタントを迫害したのでしょう。それはこんな理由です。

彼女の父のヘンリー8世は王妃キャサリンとの間に男の子ができませんでした。そこで「男の子を産める他の妃が欲しいからキャサリンと離婚したい!」と言い出しましたが、カトリック教会はそれを認めませんでした。そこでヘンリー8世は「じゃぁカトリックから離れて、イギリスの独立した教会をを作る!」と言って、イギリス国教会を設立し、キャサリンを王妃の座から追放しました。

そんなわけで、自分の母親を追放したイギリス国教会、ひいてはプロテスタントに抵抗を抱き、メアリーさんはカトリックへの回帰を目的としてその弾圧を行ったというわけです。まぁ、どっちにせよ褒められた行動ではないと思いますが。

ちなみに、彼女の死後に即位したのが彼女の妹であるあの有名なエリザベス1世です。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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