【今日は何の日】11月11日 聖マルティヌスの祝日

主の御名をあがめます。

今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆11月11日 聖マルティヌスの祝日

Blindheim St. Martin Decke 025

GFreihalter, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

4世紀ごろに生きた聖マルティヌスの誕生日とも忌日とも言われるこの日ですが、とにかく聖マルティヌスさんをお祝いする日です。別名「サン・マルタンの日」とも呼ばれます。

この季節になるとボジョレー・ヌーボーの解禁が話題になりますが、もともとこの解禁日はワインの守護聖人とされる聖マルティヌスの祝日の11月11日
でした。しかし、この日がフランスの酒屋さんの定休日である日曜日にあたってしまうと売れ行きが落ちてしまう、という理由から、1984年にボジョレー・ヌーボーの解禁日は11月の第3木曜日ということになりました。

さて、このマルティヌスさんにはこんな逸話が残っています。あるとても寒い日にマルティヌスさんの前に裸のホームレスが現れました。マルティヌスさんはそのホームレスを気の毒に思い、自分のマントを引き裂いて彼に与えました。するとその夜、夢にイエス様が現れて「君はクリスチャンでもないのに、僕にマントを与えてくれたね。ありがとう」と言いました。裸のホームレスはイエス様だったんです。これに感動してマルティヌスはキリスト教徒になったのだそうです。

ちょっと日本の昔話の「笠地蔵」を思い出すような話です。笠地蔵とボジョレー・ヌーボーの意外な関係。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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