主の御名をあがめます。
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◆1933年10月22日 リンゴ事件
東京六大学野球の目玉カードである早慶(慶早)戦で起こった、日本野球史上に残る大乱闘事件です。当時はまだプロ野球も発足しておらず、野球の日本一を決めるのはこの試合だったので両軍、応援席も含めて非常に興奮していました。
審判の判定への抗議など、諸々あって8−7の早稲田リードで迎えた9回表、早稲田の応援席から慶應の三塁ベースコーチ水原に向かってリンゴの芯が投げ込まれ、その芯を水原は挑発的にスタンドに投げ返しました。これをきっかけに両軍はさらにエキサイトし、試合が9−8の慶應の逆転勝利で終わったと同時に早大応援団が慶大応援席になだれ込んで大乱闘となり、警察が出動するまでの事態になりました。
今でも六大学野球の早慶(慶早)戦では、応援席が早稲田は一塁側、慶應は三塁側と厳格に分けられていますが、これはこの事件の再発防止策として採用されたものです。
・・・聖書でも人間の罪のきっかけは禁断のリンゴ(諸説あり)でしたが、ここでもリンゴが大乱闘のきっかけになったのでした。両軍ベンチ入り乱れての大乱闘というのは今のプロ野球でもメジャーリーグでも時々目にしますが、観客まで入り乱れての大乱闘というのは凄まじいですよね。
それではまた明日。
主にありて。