都内のプロテスタント系キリスト教学校(中学・高校)が一堂に集まって開催される「キリスト教学校フェア」。21回目となる今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン対談とウエブでの開催に挑戦する。
参加校(所在地と創立者)は、桜美林学園(町田市、清水安三)、恵泉女学園(世田谷区、河井道)、啓明学園(昭島市、三井高維)、香蘭女学校(品川区、聖公会のE・ピカステス)、頌栄女子学院(港区、岡見清致)、自由学園(東久留米市、羽仁もと子と羽仁吉一)、女子学院(千代田区、長老派のJ・カロザース)、女子聖学院(北区、ディサイプル派のB・F・クローソン)、聖学院(北区、ディサイプル派のH・ガイと石川角次郎)、玉川聖学院(世田谷区、神の教会の谷口茂壽)、東洋英和女学院(港区、メソジストのM・カートメル)、普連土学園(港区、クエーカーの米婦人伝道会)、明治学院東村山(東村山市、長老派のヘボン)の14校。
「都内プロテスタント系キリスト教学校紹介サイト」と名付けたウエブ上では、各校の生徒が紹介するキリスト教学校ならではの紹介動画が、22日以降随時掲載される。また、22日午前10時からは、「キリスト教学校を選ぶ意味」と題して、女子学院院長の鵜崎創(うざき・はじめ)さん、青山学院高等部長の渡辺健(わたなべ・けん)さん2人によるスペシャルオンライン対談を配信する。なぜキリスト教学校を勧めるのか、その根拠と思いを伝え、どの学校で学んだとしてもその選択をうれしく思っているという自校中心主義に陥らないキリスト教学校の考え方も語る予定だ。
キリスト教学校フェアは、キリスト教学校ならではの教育を知り、同時に各校の特徴を知ってもらうことを目的に毎年開かれてきた。今回はコロナ禍により、これまでフェアが大切にしてきた「直接的な出会い」は断念せざるを得なくなったが、自宅にいながら、また遠隔地の人の参加も可能となり、より多くの人にキリスト教学校を伝える機会となることを同フェア準備委員会は期待する。
参加校の一つ、玉川聖学院中高等部長(校長)の櫛田真実(くしだ・まさみ)さんは、フェア開催に向けて次のように話す。
「キリスト教学校フェアは、都内のプロテスタント系の学校が協力して、キリスト教教育のその学校の枠を超えて社会の方々にご紹介するものです。例年と違い今年は、コロナ禍の影響でオンラインにて実施することになりました。そのおかげで、国内だけでなく、世界中から、既に1200人を超える申し込みがあります。女子学院・院長の鵜﨑創先生、青山学院高等部・部長の渡辺健先生のスペシャル対談を通して、世界中が大混乱の只中にいる今こそ、神の義と愛に基づく『いつまでも残るもの』を子どもたちに伝える教育の一端をご紹介できたらと考えております。事前の申し込みが必要です。ゲストの両先生への質問も合わせ、締め切り間近です。お急ぎください」
スペシャルオンライン対談の観覧は予約制で、締め切りは20日(木)まで。観覧登録と質問はこちらから。