米南部バプテスト連盟 3年間で100万人超の会員が減少

Jens P. RaakによるPixabayからの画像

南部バプテスト連盟(SBC)は過去3年間で100万人以上の会員を失い、十数年にわたる減少に続いてコロナ禍による感染拡大が連続して発生している。最新の調査によると、米最大のプロテスタント教派である同連盟の会員数は、2018年の1480万人、2006年の1630万人のピーク時から減少。教会の出席者はパンデミックの間にも減少し続け、2021年は1370万人と、40年以上ぶりの低い数字となった。「クリスチャニティー・トゥディ」が報じた。

南部バプテスト派の有望な分野の一つは、彼らの重要な指標である洗礼だ。2020年に半減した洗礼の報告数は、昨年は4分の1増加した。SBCの教会では2021年に15万4700人が洗礼を受けたが、それでもパンデミック前の年の23万6000人を大幅に下回っている。「洗礼者の数が私たちにとって重要な理由は、それが改心を表すからだ」と、バージニア州スポツルバニア郡のゴーシェンバプテスト教会牧師、アダム・ブロッサー氏は言う。

約100人に上る彼の信徒たちは、パンデミックの最初の数カ月間、教会を閉鎖した後、1年の大半を屋外で集まった2020年に、新しい信者に洗礼を授けなかった。2021年、教会は再び洗礼を授けたが、ブロッサー氏は満足できるレベルには達していないと言う。

米国の多くの教会と同様、バージニア州にあるブロッサー氏の信徒も、教会の活動が停滞した時でも、安定的に寛大な献金を行った。ブロッサー氏は、昨年は教会史上最大の年間献金額になったかもしれないと推測している。SBC全体でも、会員数が減少傾向にあるにもかかわらず、献金水準は上昇。教会は2021年に118億ドルを受け取ったと報告しており、パンデミックの前年よりもさらに増えている。

「Annual Church Profile」は、SBC加盟教会と州大会のうち、統計の報告を選択した70%の教会を表しており、全体像ではない。そして過去2年間、コロナ禍の混乱で会員リストを整理する教会が増え、オンラインまたはまったく参加しない教会関係者が増える中、統計をとっている。会員数は2018年から7%減少し、教団は2021年に40万9000人、2020年に43万6000人の会員を失っている。パンデミックの前年は28万8000人の減少で、年間減少数としては過去100年で最大となっていた。

報告書は2021年に初めてオンラインでの出席者について質問し、140万人以上の南部バプテスト教会が毎週オンラインで礼拝をささげていると明らかにした。

「私たちの教会全体では、ある意味、コロナ禍の影響から立ち直っていないと感じている」と、サウスウェスタン・バプテスト神学校のアダム・グリーンウェイ学長は話す。「2021年は、コロナ後の回復の始まりの寸見だと思うが、確かにその完成ではない。2022年に時間があるうちに、この数字を見て、再び私たちをやる気にさせ、もっと頑張ろうという気持ちにさせてくれることを期待している」

サウスウェスタン大学で3年前に設立された教会活性化センターは、既存の教会に投資し、衰退の傾向を逆転させることに重点を置いていると、グリーンウェイ氏は語った。SBCの北米宣教委員会は、パンデミックの両年とも、教会設立が増加したと報告しており、昨年は735の教会が設立された。

SBC執行委員会の暫定会長であるウィリー・マクローリン氏は、ライフウェイに対し、伝道を続けている教会を誇りに思うが、「人生を変えるイエスの福音を聞く必要がある人はまだ多い」と述べた。

バージニア州の牧師であるブロッサー氏は、SBCの規模を考えると、この教団の動向は福音主義教会全体のより広い傾向や緊張点を反映している可能性があると示唆した。「私は南部バプテスト連盟の数字に関心があるのではなく、キリストを信仰するようになった人々に関心があるのだ」

3月、「ピュー・リサーチ・センター」は、通常の教会に通う人々の3分の2だけが実際に戻っており、出席レベルは数カ月間停滞していると報告した。

(翻訳協力=中山信之)

関連記事

この記事もおすすめ